特集・北京五輪テスト大会 “グッドラック北京2007”国際野球トーナメント
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2008年北京五輪のテスト大会と位置づけられる”グッドラック北京2007”国際野球トーナメントが8月18日~23日の期間、五輪用に新設されたばかりの北京市五棵松(WUKESONG)野球場で開催された。
大会には、中国のほか日本、フランスおよびチェコの4カ国の代表チームが参加。予選ラウンドから2試合が延長戦となるなど、中国の野球ファンの前で、連日熱戦が繰り広げられた。プロの若手と大学生の選抜チームで臨んだ日本がWorld Baseball Classic(WBC)初代王者の貫禄を見せて優勝。決勝で惜しくも日本に逆転負けを喫し2位に甘んじた中国だが、地元の後押しを受け、日本以外には3戦全勝と成長の跡をうかがわせた。3位決定戦では、大会を通じて善戦が光ったチェコをフランスが下して大会初勝利を飾り銅メダル。チェコが4位。以下、中国チームの試合模様を中心にレポートする。
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【2008北京五輪マスコットが球場 を盛り上げた】 |
【表彰式で銀メダルを授与される中国 代表チーム】 |
【予選:中国代表vs フランス代表】 2007-08-18 10:00 Wukesong Baseball Field 2
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4回まで中国のエース・呂建剛(天津ライオンズ)
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【試合前に円陣を組む 中国代表チーム】 | に無安打に抑えられていたフランスが5回にPeyrichouのタイムリー二塁打で先制。しかし中国は、7回、賈昱冰(Seattleマリナーズ)の二塁打で同点に追いつくと、劉広標(広東レパーズ)の犠飛で逆転に成功。8回にも張洪波(広東レパーズ)、張玉峰(上海Gイーグルス) のタイムリーなどでフランスを突き放すと、呂の後を継いだ張雲峰(天津ライオンズ)と張力(上海Gイーグルス)がフランスの反撃を抑え切り、中国が大会初戦を逆転勝利で飾った。
【予選:チェコ代表vs 中国代表】 2007-08-19 18:00 Wukesong Baseball Field 1
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母国中国ではじめての登板となる先発・朱大衛(西武ライオンズ)に注目が集まったこの試合、朱は立ち上がりから140キロを超えるス
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| 【先制本塁打を放った賈昱冰】 | トレートを投げ込み、実力の片鱗を見せた。しかし、4回を投げて6四死球と制球力に課題を残した。試合は、賈昱冰(Seattleマリナーズ)のホームランで先制した中国に、中盤までチェコが追いすがる緊迫した展開。6回、足に死球を受けた王超(天津ライオンズ)が次打者の初球に二盗を決め、塁上でガッツポーズ、地元ファンで埋まった観客席を沸かせる。馮飛(四川ドラゴンズ)がセンター前タイムリーで応え、王超をホームに迎え入れる。結局これが決勝打となり、終盤打線が爆発した中国がチェコを9-2で下し2連勝。5回に無死満塁で朱をリリーフし、無失点で切り抜けた陳俊毅(広東レパーズ) の好投が光った。
【予選:中国代表vs 日本代表】 2007-08-20 19:00 Wukesong Baseball Field 2
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ともにフランスとチェコに連勝した2チームが3日目
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| 【中国代表チームの先発・陳坤】 | に激突。4回、日本の先発・大田原(福岡SBホークス)から、2007年CBLの本塁打王・賈昱冰(Seattleマリナーズ)がセンター越えに先制弾を放つ。一塁に向かいながら右手をスタンドに突き上げる賈の姿に、中国人ファンで埋まった観客席のボルテージは最高潮に達した。しかし、この日の中国代表チームの見せ場はここまで。日本プロ野球で一軍登板経験がある日本の投手たちの速球に、5回以降は1安打に封じ込まれた。5回を2失点と好投した先発・陳坤(四川ドラゴンズ)の力投も報われず逆転負けを喫した中国は、予選ラウンド2勝1敗で準決勝へ進んだ。
この試合、今年6月にCBLからNYヤンキースへの移籍が発表された劉凱(元・広東レパーズ)と張振旺(元・天津ライオンズ)が6回にバッテリーを組み、中国ファンとメディアの熱い視線を集めた。
【準決勝:中国代表vs チェコ代表】 2007-08-22 18:00 Wukesong Baseball Field 2
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地元開催で決勝進出に必勝を期す中国は、初回、4番孙炜(北京タイガース)
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| 【先制打の孙炜】 | のタイムリーで先制。2回表に同点に追いつかれるが、その裏、張振旺(NYヤンキース)の2点タイムリーで突き放すと、4回にも張洪波(広東レパーズ)の長打などで加点。7回には、李磊(北京タイガース)が打者二人を置いて3ラン本塁打を放ち、大会規定によりコールド勝ち。2006年のKonami カップアジアシリーズで、当時北海道日本ハムファイターズ(現・ Bostonレッドソックス)の岡島投手から本塁打を放った李選手のパンチ力が試合を決めた。先発の陳俊毅(広東レパーズ) は、5回を1失点、被安打4にまとめ、今大会2勝目を上げた。
【決勝:日本代表vs 中国代表】 2007-08-23 18:00 Wu keson g Ba seba ll Field 2
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“グッドラック北京”国際野球トーナメントの決勝は、大会前の評判どおり、中国と日本の対戦となった。
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| 【先制三塁打を放ち塁上でガッツ ポーズを決める王超】 | 中国はチェコとの準決勝で、コールド勝ちを決めるスリーランを放った李磊(北京タイガース)を張洪波(広東レパーズ)に替わりレフトでスタメンに入れ、それ以外は準決勝と同じ布陣で臨んだ。先発は中4日でエース呂建剛(天津ライオンズ)が登板。
先攻の中国は、初回1番の候風連(天津ライオンズ)が四球で出塁すると、続く王超(天津ライオンズ)がセンターへタイムリー3塁打。あっという間に中国が先制し、観客席は一気に盛り上がる。今大会2本塁打の3番・賈昱冰(北京タイガース)のタイムリー安打でさらに1点を追加。大声援の中、一気に畳み掛けたいところだったが、4番・孙炜(北京タイガース)が併殺打に倒れ、得点は2点どまり。
2回裏、日本が反撃を開始。前田大和(阪神タイガース)、佐藤吉宏(北海道日本ハムファイターズ)らが、呂に5本の長短打を浴びせて一気に4点を奪い、逆転に成功する。以降、試合は投手戦となり、両チームの固い守備もあってともに追加点が入らない。
結局、日本の投手が2回以降は中国打線を散発2安打に封じ、5-2で大会の金メダルに輝いた。.
【総評】
中国は、地元開催となった今大会、固さも見られず普段どおりの力を発揮。
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【大会・二冠王(打撃)に輝いた 賈昱冰】 | 日本戦の勝利はならなかったが、2位を確保した。課題だった守備面は5試合で4失策(無失策が2試合)と安定感を見せ、日本との決勝戦では二度も1塁走者を牽制で刺すなど、成長ぶりを見せた。
予選と決勝戦で日本に連敗した最大の原因は、攻撃陣の速球への対応。145キロを超す速球に変化球を織り交ぜられると、とたんに戸惑う打者が多く見られた。これらは、大会後の8月から10月にかけて予定される日本と米国への遠征で、プロチームとの対戦を通じて克服していくべき課題である。
こうした中、賈昱冰(Seattleマリナーズ)が大会2本塁打を放ち、本塁打と打点の二冠王に輝いたことは、中国の打撃陣にとって大いなる光明といえる。ケガでリハビリ中の王偉( Seattleマリナーズ)が復帰すれば、新主砲・賈昱冰とともに他国の投手陣にも脅威となるはずだ。
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| 【中国で初登板となった朱大衛】 | 投手陣は、呂建剛(天津ライオンズ)、陳俊毅(広東レパーズ)、張力(上海 Gイーグルス)、陳坤(四川ドラゴンズ)等のベテラン選手、張雲峰(天津ライオンズ)等の若手選手と海外組・劉凱(NYヤンキース)、朱大衛(西武ライオンズ)の好投が光った。140キロを超す速球が随所に見られ、変化球のキレと制球が増せば、五輪に向けて大いに期待が高まる。
投手陣は、呂建剛(天津ライオンズ)、陳俊毅(広東レパーズ)、張力(上海 Gイーグルス)、陳坤(四川ドラゴンズ)等のベテラン選手、張雲峰(天津ライオンズ)等の若手選手と海外組・劉凱(NYヤンキース)、朱大衛(西武ライオンズ)の好投が光った。140キロを超す速球が随所に見られ、変化球のキレと制球が増せば、五輪に向けて大いに期待が高まる。
大会終了後、休む間もなく、8月26日から日本遠征へ出発した中国代表チーム。北京五輪まで一年を切った現在、中国は実力のある海外のチームと対戦し、投手力、守備力、攻撃力のすべてにレベルアップが必要である。
来るべきオリンピックの舞台で、地元・中国国民の前で、最高の成績を挙げることを期待したい!
(写真協力:Good Luck Beijing2007 大会組織委員会)
【”グッドラック北京“国際野球トーナメント中国代表チーム戦績】 3勝2敗:2位(銀メダル)
I 予選ラウンド
| Date |
Teams |
Time |
Venue |
| 18-Aug |
CHN 5-1 FRA |
10:30 |
Wukesong Baseball Field 2 |
| 19-Aug |
CZE 2-9 CHN |
18:00 |
Wukesong Baseball Field 1 |
| 20-Aug |
CHN 1-7JPN |
19:00 |
Wukesong Baseball Field 2 | II 準決勝
| Date |
Teams |
Time |
Venue |
| 22-Aug |
CHINA 13-1 CZECH |
18:00 |
Wukesong Baseball Field 2 | III 決勝
| Date |
Teams |
Time |
Venue |
| 23-Aug |
JAPAN 5-2 CHINA |
18:00 |
Wukesong Baseball Field 2 | |