
<第四回~天津・羅玉斌>
Chinese English
今シーズンのCBL前半戦は、若手選手の台頭が顕著だった。だが、新星が続々と登場する中、磨かれた技術と豊富な経験で個人成績の上位に食い込むベテランも健在だ。天津ライオンズで主将を務める羅玉斌もその中のひとり。地元天津の試合では、熱狂的なファンから「黒いアニキ」と親しまれている彼に、インタビューを試みた。
 |
|
【執念の一撃/天津体院ドジャーズ・スタジアムにて】 |
―中国で人気、実力ともに一流の羅選手ですが、野球を始めたきっかけを教えていただけますか?
羅玉斌:小さい頃、最初に始めたスポーツはサッカーでした。10歳のときだったでしょうか、体育学院から誘いがあり、野球をすることになりました。やり始めたら、本当に面白いスポーツだと思いましたが、まさかこの歳までずっと続けることになるとは、思ってもみませんでした。当時から中国では、野球はマイナーです。ただ私にとっては、かけがえのない最高のスポーツです。
―20年以上にわたって野球をされていますが、一番忘れられない経験、または、試合などがありますか?
羅玉斌:自分が関わった試合は、どれも忘れられない思い出です。あえて挙げるとすれば、前回(2005年・第十回)の国体の決勝戦でしょうか。その試合に勝ち、チャンピオンになりましたからね。ただ一番、印象が深く、後の野球人生に大きな影響を与えた試合が、若い頃にもあります。それは、1997年・第八回の国体です。外野手で出場しましたが、重要な場面で他の外野手との連携がうまくいかず、エラーをしてしまいました。本当に落ち込みました。重要な場面でのミスでしたから、自分のレベルが低い、駄目な選手だと自分を責めましたよ。(地元に戻って猛練習ですか?)もう道はふたつしかなかった。やめるか、努力するか。もちろん、戻って努力ですよ。(笑)
|
 |
|
【羅玉斌(天津)】 |
―ご自身の今シーズン前半戦を振り返るといかがですか?
羅玉斌:大満足とはいかないですね。
―ご謙遜を。打率.408でリーグ第3位ですよ。
羅玉斌:個人成績は、数字のレベルを表したにすぎません。また、前半戦はトップレベルの選手が代表チームの遠征に行っていましたからね。目標は、いつも高く設定しなければならないと思います。この歳になってくると、試合でプレーする機会もだんだん少なくなってきます。それでも私は、更に高い目標を追求しています。それが大きなモチベーションとなりますから。
―今年の羅選手の勝負強い打撃には目を見張るものがあります。多くの試合に出場しながら、三振はたったの2つ。どのような心境でバッターボックスに入っているのでしょうか?
羅玉斌:(自分の三振数に、驚きの表情を見せる)。常に平常心で臨んでいますよ。中には歳を重ねるにつれ、いろいろと考えて打席に立つ人もいるでしょう。でも、私にとってそれは意味がない。チームの勝利のため、来た球を思い切り打つだけですよ。
―今年のリーグ戦。多くの若い選手が良い成績を残しました。羅選手から見て、あなたと彼らの違うところ、優れているところはどこでしょうか?
羅玉斌:若い選手は進歩が早い。私が勝っている点は経験だけですよ。しかし、経験が野球の全てではありません。年齢による体の衰えは確実にあります、私自身もね。彼らと比べたら、体力面では必ず負けます。ただ、若手と一緒にプレーすると私も若返った気がして、いつも強い気持ちでいられますよ。。
―北京オリンピックが近づいてきました。代表チームの展望を語っていただけますか?
羅玉斌:オリンピックは重要なイベントです。何とか中国代表チームが良い成績を収めてくれれば、と願っています。6月末までの米国遠征で、代表チームは非常によいトレーニングと実戦経験を積んできた、と聞いています。現地での親善試合で勝利を重ね、勝つ味も覚えてきた様ですが、大舞台の公式戦となると、どうでしょうか。もう、時間があまりありませんが、自分たちの足りない部分を見つめて、必死に練習していくしかないですね。 第1页 第2页 |